
「東日本大震災」により、被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
この震災を受け、私たちLIXILグループには2つの役割があると認識しています。一つは、今回の震災によって住まいに被害を受けられた方々に対してです。地震で破壊された生産設備が復旧し、原発事故影響下の工場移転が完了するまでの間、建材の一部が供給不全となりました。又、熟練した建築関連技能者が工事多発により不足して、建築に遅れが目立ってまいりました。LIXILは住生活産業最大の調達、販売、物流のネットワークを駆使して、供給を支援してまいります。
もう一つ、喫緊の課題は私たちの生活に直結するエネルギー問題です。電力不足や料金値上げが懸念され、電気使用量を極力抑えられる住宅が求められています。断熱性が高い建材、太陽光発電などの創エネシステム、省エネ・節電に貢献できる住宅設備機器を備えた環境性能の高い住宅の普及に貢献します。
さて、2011年4月当グループは、主要事業会社5社を統合し、株式会社LIXILをスタートさせました。この統合は単なるメーカーの集合体にとどまらず、生活者の側にたった暮らしの提案を進めていくことを目指したものです。たとえば、大きな市場である住宅リフォームですが、内容・価格の透明性や施工の質に対する不安をLIXILは取り除いてまいります。店舗で何でも揃う「建デポ」の流通・販売方式を展開し、リフォーム保険の普及にも努力いたします。
さらに今秋から、当グループはホームセキュリティーの分野で利便性の高い優れた事業を展開しているセコム株式会社と提携して「住まう」「暮らす」「生きる」こと全般に対する生活者向けサービスの充実を進める計画です。
当グループは、住宅関連のあらゆる商品・サービスを、安定的にローコストで提供することで、暮らしの未来に貢献していきます。
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2011年8月、株式会社住生活グループ社長に就任しました藤森義明です。
世界市場や地球環境の視点から見て、新しいビジネスモデルを築くチャンスと可能性に溢れた「住生活産業」という魅力的なフィールドで、住生活グループとその傘下の各社とともに、「グループ経営理念・ビジョン」達成に向け、最善を尽くしてまいります。
これまでの経験をフルに活用し、国内の住生活産業界で最大規模のLIXILグループを「世界に誇れるグローバル企業」に発展させていきたいと思っています。
私自身は、グローバル企業に長く勤め、経験を重ねるなか、常にリーダーとは何かを問いながらチャレンジし続けてきました。世界でリーダーシップを発揮するグローバル企業を目指すことは、LIXILグループの成長としてだけではなく、日本企業のありたい姿のひとつとして、日本の誇りにつながっていくと捉えています。そういう意味でも心躍る挑戦が始まったと感じています。
この真に誇れるグローバル企業となるためには、変革し続けることが重要です。変革とは、現状に満足せず、より良い将来を目指すことにほかなりません。そして、もう1つ重要なのは、この変革を実行・実践するリーダーシップを持った人材を育てることです。夢を持ち、思いをかなえるためにアクションを起こす人がリーダーであり、LIXILグループの従業員全てが、自分と向き合い、リーダーとは何かを常に問いかけながら課題に挑戦する企業風土をつくっていきます。それが、企業としてサステナブルなエネルギーになると考えます。
国内では、震災からの復興、新築からリフォームへの転換、事業構造の見直しが課題となりますが、世界に目を転じれば、住宅産業は大きな成長市場です。地球環境問題・エネルギー問題解決に貢献する事業活動に国内外で取り組み、まずは、中期経営ビジョンの目標達成に向け、邁進してまいります。
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